サプライズかも 2006 3 22
アメリカには、重い雰囲気が漂っています。
それは、アメリカ国民誰もが、懸念している「イラク情勢」のことです。
イラク情勢については、2005年2月2日に、
「歴史は繰返す」という記事を書きました(下記の記事を参照)。
もし、米軍の「イラクからの撤退」が決まれば、
それが、サプライズとなり、米国株式市場は、大幅上昇するかもしれません。
もはや、イラクが内戦になっても仕方ないでしょう。
そもそも、イラクの幸福も、イラク人のものならば、
イラクの不幸も、イラク人のものであるからだ。
イラクの運命は、イラク人が決めることであり、外国人が決めることではない。
歴史は繰返す History repeats itself. 2005 2 2
今は昔、ある本(2001年12月31日出版)には、
このようなことが書かれていました。
「イラク人は、長く続く困窮生活に、うんざりしているが、
それでも、サダム・フセインに対し、文句も言わないし、非難もしない。
なぜならば、強引な指導者が倒れたら、
イラクは内戦状態になると、誰でも知っているからだ。」
これは、イラクの「複雑な民族、複雑な宗教、複雑な部族」を考えれば、
やむを得ないことかもしれないと、本を読んだ時に思いました。
さて、2005年の現代。
サダム・フセインに代わって、アメリカ軍がイラクを支配しています。
おそらく、イラク人は、アメリカ軍の支配には、うんざりしているが、
それでも、アメリカ軍に対し、文句も言わないし、非難もしないかもしれない。
なぜならば、強引な指導者(アメリカ軍)が撤退したら、
イラクは内戦状態になると、誰でも知っているからだ。
なぜ、歴史は繰返すのか。
人間は、反省をしないと、同じ過ちを犯す。
その人間が歴史を作っているから、歴史は繰返す。